ALC外壁の目地が割れていると雨漏りする?シーリング劣化で確認したいポイント


マンションやホテル、ビルなどで使われることがある「ALC外壁」。

外壁を見ると、パネルとパネルの間に縦横の目地があります。この目地部分にはシーリングが施工されていることが多く、建物を雨水から守るうえで確認したい場所の一つです。

結論から言うと、**ALC外壁の目地にひび割れや剥がれがあっても、それだけで雨漏りの原因とは断定できません。**ただし、雨水の侵入経路になる可能性があるため、周辺を含めた確認が重要です。

ALC外壁とは?

ALCは、軽量気泡コンクリートと呼ばれる外壁材です。

建物では複数のALCパネルを組み合わせて外壁を構成するため、パネル同士の間には目地があります。

その目地などに施工されているシーリングが、時間の経過とともに劣化することがあります。

Q. どんな状態なら確認した方がいい?

例えば、

  • シーリングにひび割れがある
  • シーリングが外壁から離れている
  • 一部が切れている
  • 目地周辺に雨染みがある
  • 周辺の塗膜にもひび割れがある

といった状態です。

ただし、地上から見て「線が入っているから劣化している」と判断できないこともあります。

高所の場合は、近くで確認して初めて状態が分かるケースもあります。

Q. 目地を補修すれば雨漏りは止まる?

原因が目地部分に限定されていれば、シーリング補修が有効な場合があります。

しかし、ALC外壁の雨漏りでは目地だけではなく、

サッシまわり・外壁のひび割れ・設備の貫通部・上部の取り合い

なども確認する必要があります。

室内で目地付近から水が出ているように見えても、実際の侵入口がさらに上にある可能性もあります。

そのため、「怪しい目地を全部埋めれば大丈夫」と決めつけるのは避けた方がよいでしょう。

高層階の一部分だけ劣化している場合は?

例えばホテルの7階付近だけシーリングが切れており、その周辺で雨漏りが発生しているとします。

建物の形状や安全条件が合えば、ロープアクセスを使って対象部分へ近づき、目地や周辺外壁を調査できる場合があります。

劣化範囲と原因が限定されていれば、必要な場所だけを部分補修する方法も検討できます。

建物全体に足場を設置する前に、まず問題が起きている範囲を確認したい場合にも選択肢となります。

部分補修と全面改修はどう判断する?

一ヶ所だけシーリングが傷んでいる場合と、建物全体で同じような劣化が進んでいる場合では考え方が変わります。

部分的な劣化なら部分補修を検討できますが、広範囲でシーリングの劣化が進んでいる場合は、今後の修繕計画も含めて全体的な改修を検討した方がよいケースがあります。

ロープアクセスも万能ではありません。施工範囲が広い場合や建物の条件によっては、足場を設置した方が安全性や作業効率の面で適していることがあります。

まとめ

ALC外壁では、パネルそのものだけでなく目地のシーリングも確認したいポイントです。

ひび割れや剥がれを見つけたからといって、すぐに雨漏りの原因と決めつけるのではなく、サッシや外壁、設備まわりなども含めて雨水の侵入経路を確認することが大切です。

Bcolorでは大阪を中心に、ホテル・マンション・ビルなどの雨漏り調査、シーリング補修、外壁の部分補修、ロープアクセスによる高所作業に対応しています。

「高層階の目地だけ状態を確認したい」「ALC外壁からの雨漏りが疑われる」といった場合も、まず劣化範囲を確認し、建物の状態に合った補修方法を検討します。

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